昨年11月に1年ぶりで稽古を再開したと思ったら、また休止せざるを得なくなりました。
今回のコロナの感染者の増大は昨年をはるかに凌駕する勢いで驚いています。
海外では昨年来、日本とはけた違いなくらいの感染者でしたが、幸い日本は減少の一途を辿っていたのに残念です。
幸い私は場所代の負担が少ないところでやっているのですが、自前の道場を持ったり、年間契約で場所を借りているところは大変だと思います。
ところで合気道の稽古ですが、一人で出来る稽古と相手があって初めて成立する稽古があります。
一人で出来る稽古の主眼は体捌きです。
相手が必要な稽古は「合気道」ならではの「合気」の稽古です。
先日テレビ東京で養神館合気道龍の安藤師範が紹介されていました。残念ながら見ることは出来ませんでしたが、かなり前に見たことがあります。またYOU TUBEにもたくさんUPしていますのでその動きをご存じの方は多いと思います。
彼は養神館合気道の道主である塩田剛三師範(マンガ刃牙の塩川剛気のモデルと言われている)の内弟子として最も有名な実力者です。
ご覧になったか方はわかると思いますが、非常にスムーズな体捌きで相手を投げていたと思います。
それは相手と意識の上で一体となっているからではないかと思います。
相手と自分を対立して別物と認識して動くと相手の動きについていけず遅れます。
相手と一体ならばいっしょに動けます。
それは物理的なものではなく意識の問題です。
どうすればそうなるかというのはとても説明しにくいのですが、相手を投げようとか倒そうという「我」が出た瞬間に動きが固くなります。
そうではなく、稽古の時話しているように「ダンス」のパートナーだと思って動けば滑らかになります。
そのときは気負いが全くなく動けますので、スムーズに相手の動きについていけます。
やはり稽古をしながらでないと難しいようです。
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