合気道を初めたのは40年くらい前に多田師範(9段)が指導する自由が丘道場でした。
自由が丘道場は駅前にあったので、当時の再開発により使用できなくなった為本部に行くようになりました。
その後、幸い縁があって市橋師範(8段)にグループで指導を受けることが出来るようになりました。
少人数でしたので、先生から毎回手をとってもらい、間近で先生の動きを見る事が出来ました。といっても先生のようには出来ません。
それでも下手なもの同士で「ああではない」「こうではない」などと悩みながら稽古をし、それなりに満足していました。
当時は市橋先生をはじめ多田先生や本部の先生達が上手いのは、内弟子として毎日開祖の指導を受けていたからだと思っていました。(事実ですが)
そして、そのうち自分達も同じようになれるだろうと思い稽古をしていました。
そして二十数年前、市橋先生がニューヨーク合気会(https://nyaikikai.com/)に指導に行くときにグループのメンバーも一緒についていきました。
相手はアメリカ人ですから背が高いだけでなく体自体が大きく腕も太いです。
合気道の稽古に慣れている人は私がやってもそれなりに受け身をとってくれますが、新しい人は技をかけても「痛い」とはいっても倒れてくれません。
それでも一生懸命<力を入れて>技をかけましたが、そんな事ばかりやっていたら自分の腕が痛くなってきました。
先生を見ると簡単に技をかけていました。それどころか相手が受け身をとれないときもあり、その時は途中で技を止めていました。
当時3段で、日本にいたときは本部道場でそれなりに出来ていたので、情けなくなりました。
日本に帰ってから先生の稽古の時に色々と尋ねる事が多くなりましたが、先生は「こうすればいい」といって見本を見せ手をとって教えてくれるのですが、そうは簡単に出来ません。
その頃色んな武術誌が出版されるようになり、合気道は元々は「剣術」から来ているのでその稽古が必要だと書いてあり、自宅の近くに「有信館」という剣術の道場が出来たので習いに行くようになりました。そこではもっぱら居合の稽古をやりました。
そのおかげで<腰>が出来<背筋>が立ったようにと思います。
そしてその頃有名な先生による「合気道講習会」が開催されるようなりそれにも時々参加するようになりました。
料金は5000円くらいから20000円程度まででしたが、かなりの人数の人が参加し、殆どの人がかなりの経験者で、みんな同じように苦労し悩んでいるのだとわかりました。
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