最初は、いつもの体捌きに膝行(しっこう)の練習。
少しだけだったが、かつては膝がすりむけるくらい練習した。
機動隊に指導しているので有名な養神館合気道では、この練習をかなりやらせるので屈強な彼らが帰りの駅に登る階段を手摺にすがりながらあがったといわれるくらい稽古をさせたそうです。
この練習の意味は腰を柔軟にし、腰から動けるような体を作るのに役立ちます。学生はともかく一般社会人の場合は少しづつやった方が良いと思う。
そして四方投げ。これは上半身を崩さずに腰を中心としてまわる練習で最も大切な基礎を作るものだと思う。
次に横面打ち一教。刀と刀をすり合わせ、すりあげるようなイメージで練習することが大切。慣れないと、相手の腕を掴んだり、力ずくで押したりしがちである。
強引に押したり、掴んだりすると筋肉が緊張し、それが体全体の動きをとめてしまう。
そうならないように稽古することが重要。
それまでの学校体育の習慣が体に染み付いていて、すぐに体を緊張させてしまい、掴んだり、押したりしがちになるが、それでは手だけ、足だけといった部分的な動きしか出来なくなってしまう。どちらかというとロボットのようになる。
相手との関係を考えるとスムーズに動けなくなる。武道とは何かということとも関わりがあるが、相手からの攻撃を避け、相手を抑えるという事を考えると、相手にあわせて動くことが重要。
そのために、まさにダンスをやるように相手の気持ちに沿って動けるような心と体つくりが必要になってくる・・・と考えています。
目の前の相手を力づくで抑え込む・・・のではなく、そっと包み込むように転がしてあげる・・・といった気持ちが大切だと思います。(時々そうでないこともやりますが)
昨日の稽古でも少しやりましたのでイメージはわかると思います。
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