4月は学校や会社で新しいスタートの時期で、何か新しいことを始めたいと思う人がたくさんいます。
私自身も合気道を始めたのは大学を卒業して社会人として第一歩を踏み出した4月でした。
そこで、春から「合気道」を始めては如何でしょうか・・・というメッセージです。
では合気道を稽古する意味はどこにあるのでしょうか。
①健康に良い
毎週道場で全身をくまなく動かすので、気と血が体をめぐり健康になります。
このとき、ただ自分だけ一人で体を動かしても単なる体操と同じですが、相手の動き合わせて動き、また相手と手を触れて動く事で相互の気が誘導され体がほぐされます。
誤解を恐れず言えば、自分でマッサージをするより他人にしてもらった方が自分の手の届かないところまでやってもらって気持ちがいいのと同じです。
その結果、稽古が終わった後は疲労感もなくスッキリします。
②心が落ち着く
合気道は通常のスポーツのように一部の筋肉を瞬発的に緊張させるような動きではなく、相手に合わせて、ゆったりと体を動かし腹式呼吸で行いますので心も落ち着いてきます。
相手の素早い動きに対応できないのでは・・・という事はありません。
それは相手との間合いや呼吸を読むことで対応できます。
※それ故、ヨーロッパでは<moving Zen(ムービング 禅)>と言われています。
③年をとっても上達していける
通常のスポーツや武道は大抵の場合20台後半でピークを迎えます。
それは筋肉反射に頼るため、筋力の衰えに従い徐々にレベルダウンしていくからです。
合気道は瞬発的な筋肉反射によることはありませんので、丁度ダンスや日本舞踊のように年をとっても上達し円熟していきます。
それ故、国内外を問わず歳をとっても続けている方が多くいます。
参考⇒https://www.youtube.com/watch?v=S0TtUad73XI
https://www.youtube.com/watch?v=QnPf0Ukw7Ug
※もっとも稽古法が間違っていなければの話です。柔術や柔道のように主に筋力を使って稽古をする場合は別です。
④稽古が楽しい
どちらが強いかを競うのではなく、<技をかける人>と<受け身をとる人>に分かれて「お互いにぶつかりあわず」に相手のバランスを崩す稽古体系のため痛い思いをすることは殆どありません。
むしろ相手の呼吸に合わせる稽古なので、ダンスに近い感覚です。
といっても武術なので相手を崩したり投げることもあるので、受け身をとる事も必要です。
しかし<柔道>のように「バタン」と体全体を畳に打ち付ける受け身ではなく、衝撃を逃すような柔らかい受け身ですので体に負担はありません。
参照⇒https://www.youtube.com/watch?v=-xQCK2YShyQ
⑤護身術に役立つ
そんな緩い稽古が役に立つのかと思われますが、実際に護身術になります。
それは相手との間合いを重視し、相手の攻撃を体捌きで躱し、相手をコントロールする動きを学ぶからです。
参照⇒https://www.youtube.com/watch?v=H6At0RIfM2s(マンガ刃牙のモデルの方です)
※レベルは人によりますので、必ずしも完全に護身術になるかというと、それは他の武道や護身術同様一概には言えません。
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