コロナ休み後、３回目の稽古

だいぶ体が慣れてきました。

前回基礎的な「片手持ち転換」の練習が効いたのだと思います。

これで座り技を稽古すれば腰も柔らかくなってきますが、基礎的な鍛錬だけでは面白くないので、技の稽古もしました。

＜相手が手を掴んできた時＞、そして＜相手に手を捕まれた時＞、どうするかというシチュエーションで稽古をしました。

気をつける事

相手が腕を伸ばし、自分の腕を「掴もうと手を伸ばしてきたとき」、相手は前に出ている足に重心が移動しています。

その掴もうと伸ばしてきたタイミングで同じ速度でゆっくりと、自分の手をひいてあげると、相手は更に「掴もうとして手を伸ばし」、その結果重心が更に前足に掛かってきます。

①上手な人はそのまま相手を下に誘導して投げることも出来ます。

俗にいう「透かし技」に近いです。

②そこまで出来ない場合、即ち相手がつい来ようとせず、止まりそうなら、自分の手を掴ませてあげます。

その段階では、相手はまだ重心が前かかりになっています。

即ちバランスが悪い状態ですので、相手のバランスを自分の方でコントロール出来ます。

そこで＜小手返し＞や＜呼吸投げ＞などで相手を倒せます。

③そこのタイミングを逃し、相手がしっかりとバランスをとれる状態になったとき・・・

　相手の力が強いとそのままでは動きません。

　そこで持たれた手をそのままにして、力を入れず、持たれた部分が常に自分の前にくるようにポジションを変えるように動きます。

それは自分のお腹の前、即ち両手を合わせたところが一番力が出るからです。

といっても、力技ではありません。

そこで接触部分で相手の力が抜けていて動きそうな方向に腕を動かし、崩します。

そしてまた＜小手返し＞や＜呼吸投げ＞などの技で倒します。

文章がまだるっこしいですが、それを感覚的に理解して動くのは「瞬間芸」といったレベルで行わなければなりません。

自分も動きますが、相手もそれに反応しますので、その反応を即時に捉えられなければ倒すことは難しいです。

・・・無論、相手が力を出せないポジションにすぐ動ければ別ですが。