コロナも落ち着いてきたのか少しずつ稽古モードに戻りましたが、皆さん同じことを考えているようで、土曜日に使用している体育館の予約がなかなか取れなってしまいました。
しばらくぶりで稽古に来られた方もいました、しばらくコロナで動けず固まっていた体がほぐれたようで「体が温かくなった」と喜んでいました。
私も合気道を始めた動機は仕事で壊したからだを直す為だったのでその気持ちはとても良く分かります。
普通に仕事をしていると前屈みになってしまいます(特に今はパソコンで仕事をすることがおおいので)。
それを背中を伸ばし、腕を伸ばし、体を回し、転がるということは普段の生活スタイルと真逆の事をやることになるので、おそらく滞っていた「血流」や「気の流れ」が良くなるからだと思います。(私の体験です)
合気道は「武道」ですが、他の武道のように前屈みになって。スピードや力を競う事はせずに、自分と相手の体のバランスをコントロールしようとするものなので、筋力重視の動きではありません。
といっても全く筋力を必要としないかというと、そんなことはありませんが、通常の人間活動を行う筋力があれば出来るということです。
開祖は「米ぬか三合持てる力があれば出来る」と言ったそうです。
ではどうして相手の攻撃をかわし、相手を倒せるのか・・・ということですが、
それは毎回いうことですが、「自分の気」で「相手の気」を感じ、相手をコントロールすることです。そのためには筋力を増大させるより、「気」を出せるようになり、相手の「気」を感じることが出来るようになることが必要だと思います。
それを強調するのが藤平光一先生の「心身統一合気道」だと思います。
昨日の稽古も通常の合気道の技の稽古の後、そのような感覚で動く稽古をしました。
少しずつ出来てきているように思いますが、こればっかりやっていると「何をやっているのか」わからなくなるので、同時に通常の技も織り交ぜます。
コロナがもう少し下火になったところで、合気会の本部道場に行って、全く知らない人たちと稽古をしてみるのもいいのではないかと思います。
0コメント