コロナのせいで体育館や児童館の休館が続いていましたが、やっと落ち着いて稽古ができるようになりましたので、2年ぶりに審査が出来そうです。
審査は合気会本部道場のホームページに審査要綱があるのでそれを参考にして技の確認をしてください。
普段の稽古は審査要綱ほど丁寧にやってはいませんので、この機会にそれぞれの技について合気会の決め事を理解しておいてほしいと思います。
といっても普段いい加減な稽古をしているという訳ではありません。
合気道の指導内容はご存じの通り、一教、二教・・・四方投げ、入り身投げ、小手返し・・・と多数あり、それを左右平等に練習するというように、きわめて「教科書的」な作りになっています。
それは体のバランスをとる上では良いかとおもいますが、現実の技は相手の動きに対応して
掛けなければなりません。
そのとき重要なのは、「腰から動けるようになること」と「合気」的な動きを習得することだと思っており、少ない稽古回数で合気道を身に着けるにはその点に力を入れるのが良いと思っているからです。
そもそも開祖は「合気道に形はない。・・・すべて魂の学びである」という言葉を残され、稽古のときでも「私を真似しろ、やったことは忘れろ」と話されていたようです。
では何故合気道で一教、二教・・・入り身投げ・・・といった形があるのかというと、もし何もなければ「合気道を伝える手段がなくなってしまう」からではないでしょうか。
最初は「型」から入っても、やがてそれを脱していかなくてはならないと思います。
よく言われている言い方ですと「守・破・離」という事になるかもしれません。
もっともこれは私の考えで、他の人は違うかもしれませんが・・・。
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