今週は先週ほど暑くなくて稽古が楽でした。といっても湿気があるので5月のような爽やかさを感じるまでにはいきませんでした。
しかし稽古が終わって外に出ると風が心地よく、ビールも進みました。
昨日は正面打ち四方投げをやりました。
めったにやらない技ですが、時々審査のときに急に言われて戸惑うこともありますので覚えておいた方がいいと思います。
これは相手が右手で正面打ちでかかってきた時に、自分の右手を相手の右腕につけて、後ろに転換する事により相手の内側(相手のお腹に自分の背中があたる様な向きで)にはいり、相手を前に投げる技の<変形>だと思った方が理解しやすいと思います。
相手が思いっきり打ってきたら、後ろに転換(背面から)しながら自分の右手で相手を前に誘導すれば、相手はそのまま前に転びます。
しかし、相手がそこまで崩れていないときは元の態勢に戻ろうとします。
そのとき、その手を掴んで四方投げに移ります。
このとき自分の態勢が前傾しせいになっていると動けません。
相手の右腕を自分の右腕の上に残したまま(ひっつけたまま)自分の右足を右側に開きます。
この時相手の右腕を自分の腕の上に乗せたまま一緒に誘導します。
相手は態勢が崩れたままついてきますので、そのとき相手の右腕をもって通常の四方投げをします。
実際にこのような態勢になることは通常ありませんが、このような姿勢で相手と膠着状態にはいったときは止むを得ず…という事です。
注意点は自分の上半身は多少相手に合わせて前傾姿勢になっても構いませんが、下半身はあまり前傾姿勢にならない様にしておかないと次の技に入れません。
常に腰を中心に動けるような態勢でいることが必要です。
その練習としてもこの技は良いと思います。
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