一時ほどの堪えられない暑さほどではありませんでしたが、マスクをつけての稽古なのでやすみを入れながらやりました。
今回は審査に向けた稽古をしました。
久しぶりの入り身投げ。
入り身投げの稽古をしばらくしなかったのは、「暑いから」と「受け身が大変だから」「ある程度のレベルでないと稽古にならないから」というのが主な理由です。
今回は「動き方だけは覚えてもらえれば」と思いました。
といいますのは、合気会の入り身投げの審査のやり方では、掛かってきた相手の腕を落として、相手が起き上がってきたところでで、腕を相手の胸から顔の前にあてるようにして倒す・・・という形をやるように言われます。
我々ではなかなかこのような形にはなりません。
相手の腕を下すと、相手は前につんのめります。
バランスを崩しているので、たいていはそのまま前に倒したほうが簡単ですが、それでは入り身投げにはなりませんので、無理に起き上がってもらってそれなりの形をとる・・・というのが殆どです。
少し崩しただけで、相手が慌てて前傾気味の体制を立て直そうとするところに、カウンターのようにして倒す場合もあります。
養神館の塩田剛三先生がよくやられますが、これは受け身がとれる人でないと、プロレスのラリアットになって首を痛めます。
中途半端にやると、典型的なやらせになり、まともにやるとケガをしかねない・・・という技です。
おそらく体捌きがある程度以上にできないと難しいと思います。
私も3段くらいになるまでは、理解しがたい技だと思っていましたので、1,2級での審査項目にいれてよいのか疑問に思っています。
とりあえず形だけでも覚えてもらえれば・・・と考えています。
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