コロナの新規感染者数も多少、あげ止り傾向になりほっとしていますが、まだ油断はできない状況のようです。
仕事先のいつも元気な方が想定外に感染したため、スケジュール変更を余儀なくされ、稽古に出られなくなってしてしまいました。
その方も、他の方の感染の影響で公私共にかなり疲れていたようで、今考えてみると弱った体では免疫が落ちるというのは当たり前なので、これだけ蔓延しているコロナに掛かるのは時間の問題だったのでしょう。
皆さんも疲れたと思ったら、遠慮なく休みを取られた方がいいと思います。
いったん陽性と認定されると、10日間仕事に出られなくなり、その結果他の方の負担が増え、その為、他の方も疲れて体の抵抗力が落ち、結果として免疫機能も落ち、感染しやすくなり、結局コロナが堂々巡りになってしまいかねません。
ところで先日素振りをしていて思いついたのですが、結構合気道を長い間やっている方でも、相変わらず相手の手を強く握る方が多いと思います。
女性には比較的少ないのですが、男性は大抵相手の手を強く握ってしまいます。
稽古の度に注意するのですが、小さいころからの癖や学校体育のおかげなのでしょうか、「強く握る」という癖はなかなかとれません。
もしかしたら男性の場合は、「強く握らない」という事を経験したことはないのかもしれないのではと思いました。
「強く握らない」というのは後天的能力かもしれません。
変な例ですが、サルに「柔らかく握れ」と言っても出来ないのでは・・・と思いました。
テニスや野球でバットをふるとき、強く握らずに「卵をもっているように“そっと”握りなさい」といったことを訊いたことがあるかと思います。
強く握ると、ラケットやバットを振れなくなります。
居合や剣術でも強く握ってはだめで、刀がすり落ちない程度に柔らかく掴むように習いました。
合気道で、相手を強く掴むと足の先まで固まってしまい、動きが止まってしまいます。
先生から「木刀の素振り」をするようによく言われましたが、私も力を入れて掴む癖がとれていなかったのでしょう。
掴む癖をとりのぞくだけでなく、肩の緊張をとる意味でも木刀の素振りはいい稽古法だと思っています。
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