あたらしい人が入りました。
180cmでがっしりした体格の中年男性。
とても力の強い人で、そのような方と稽古をすると力の方向性をどのようにコントロールすればいいか学ぶところもあったのではないかと思います。
今回はもっぱら突きの稽古でした。
といっても空手のように相手の腕を自分で弾いて、返し突きを入れるという事ではありません。
相手が「突こう」という「気配」というより、その動きの「起こり=気」なのですが、それに合わせる練習です。合気道特有の「正面打ち」とか「横面打ち」という稽古もその動きの「起こり=気」を理解するための稽古が主だと思っています。
無論合わせるだけでは意味がなく、相手に合わせた体捌きが必要となります。
最初は攻撃する方も、受ける方も、大きな動作でやることが必要だと思います。
そうでないとお互いが「体全体の感覚」で理解する事がなかなか難しいのではないでしょうか。
新しい人と稽古をすると、いつもの慣れた相手とはリズムが違うので、これまでのようにうまくいかなかったりするのではないでしょうか。
もしうまくいかなければ、それは「相手の気」に合わせた動きが不十分で、目で相手の動きに合わせているからではないでしょうか。
稽古を見直すいい機会だと思います。
それから指導していると時々忘れるのですが、動きに呼吸を合わせるようにしてください。
相手に持たれたり、押されたりするときは、息を吸い、
相手を投げたり、押したりするときは、息を吐いてください。
この時、口だけの呼吸ではなく、体全体で呼吸するイメージでやってください。
口だけや肺だけを意識すると苦しくなります。
<体全体で呼吸し>、それに合わせて技を掛けているというイメージです。
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