初段と1級を受ける人の為の稽古をしました。
1.両手持ち、諸手持ち
四方投げ、一教、二教・・・小手返し等の技については片手持ちはすぐに出来るのですが、諸手持ち、両手持ちは普段あんまりやらないので戸惑っていました。
しかし本質的にやっていることは同じなのですが、普段の稽古と違う持ち方をされたり、両手で片手をもたれたりすると一瞬迷います。
両手持ち、諸手持ちは片手持ちに比べてやりづらいですが、そのときは自分の立ち位置(ポジション)を移動したり、自分の中心を意識したりすることで克服出来ると思います。
即ち、自分の中心線上に動かす手を持ってくるということ・・・自分の前が一番安定して無理なく動かせるところだからです。
それが上手く出来ないときは素早く体捌きで自分の有利なポジション取りをして手が自分の中心線上にあるようにしなければなりません。
最初はどうしてもギクシャクしがちですが、なれてくるとそれほど気にならずにスムーズに動けます。
2.自由技
審査で自由技といわれると普段簡単にできていることも出来なくなります。
それは合気道の稽古で「片手持ち・・・」とか「両手持ち・・・」といったように持つところを限定して稽古をする習慣がついているからです。
それがいきなり「片手持ち・・・」とか「両手持ち・・・」と言われたりすると、相手がどのように掛かってくるのか判らないので戸惑う事になってしまうのです。
そういう場合は相手が「突き」あるいは「片手持ち」で来るのか判らなくても、とりあえず相手が攻撃を仕掛けてきたら、それを体捌きで避けてから一教をゆっくりとやってみることです。
そうするととりあえず気持ちの上でゆとりが出来ます。
すぐに相手の腕をとりにいくのではなく、まずは「体捌き」です。
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