本日は新しい人も参加した稽古
まず最初にやるのは足の動かし方。足捌き。
足捌きは、剣道や空手も最初に練習させられる。
しかしそれらの武道は相手に入っていき攻撃するためのもの。
合気道は攻撃するのではなく、相手に合わせるものだ。
どちらかというと、学生時代に少しだけ習ったことがある<ソーシャルダンス>(映画のshall we danceのあれである)のステップみたいなもの。
そして同じ方向に相手をリードするのも同じ。
しかし合気道は武道だからいつまでも一緒に踊っているわけにはいかないし、相手は協力者ではなく、攻撃してくるのが前提。
だから相手の動きに合わせながら、自分が有利になるように足さばきをしなければならない。
足捌きだけでは、相手を躱したり、コントロールすることは出来ない。
そこで今度は体捌きとなる。・・・空手や剣道とは異なってくるところ。
ここで重要なのが<合氣>なのだ。
空手や剣道は相手の<スキ>をつく。即ち、相手の<気>が抜けているところを狙う。
しかし、合気道は相手の<気>と合わせ誘導する。
どうするのかというと、相手の意識に同調するのが重要。
具体的には、まず相手と全く同じように動くこと。
昔日の剣術の達人とうたわれた人が、「相手を写せ」という事をいっていたが、同じようなことだと思う。
もっともこのような稽古に入るのは、現在では普通に技を自由に掛け合える2段以上のひとでないと無理だと思う。即ち、足のステップや体捌きに意識を取られず自由にできるようになってからでないと無理だと思う。
おそらく剣術の達人が「相手を写す」ような境地に至ったのは、相手の動きを見て動いていたのでは斬られてしまうと感じたからだろう。
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