本日は、少人数での稽古。
先週で一応審査は終わったので、技を覚えるための稽古ではなく、<初心者の為の基礎的稽古>と<体調を良くするための稽古>をした。
1.<体調を良くするための稽古>とは「なんだろう」と思うだろう。
<初心者の為の基礎稽古>とは一つ一つ<手の持ち方>や<足の動かし方>を確認しながらする稽古のことだ。
例えば、<一教>はこのように手を持って、相手を崩して・・・といった技を覚えるための稽古。
<体調を良くするための稽古>はそのようなキチンとして<体系だったもの>ではなく、「相手の動きに合わせ、自分がぶつからないように動く」稽古のことだ。
誤解を恐れず言うと「相手の気の流れを察知し、それに合わせて受けをとる」という稽古だ。
これが何故<体調を良くする稽古>になるのかというと、相手の動き=気の流れに自分の心と体を合わせることで、自分の体内の滞っている気が流れ、体全体として血行が良くなるからだと思う。
今日そんな稽古をした人が、稽古の後に「何故か、爽やかな気分になった」と話していた。
2.私自身、合気道を始めたきっかけは体を壊し、なんとか治そうとして色々な療法を試した中で最も効果があったものだからだ。
というか、唯一効果があったといった方が良い。
体を壊した原因は、様々な病院に行ったがわからず、結局のところ、今で言う「ストレス」としかいえないように思う。
ならば、ストレスを発散出来るものなら何でも良いのではないかと思うかもしれない。
例えば、酒を飲んだり、カラオケいったり、スポーツをやったりとか・・・。
しかしそれらは全てやっていたが、良くはならなかった。
合気道を始めたころ、先生から「力を抜きなさい」「ゆっくりと動きなさい」「相手の呼吸に合わせなさい」といわれそれを丁寧に実行した。
ひと月くらいしたとき、相手が技をかけてきたとき一緒に暖かいものが体の中に入ってきた。それがなんだかわからなかったが、体が温かくなり、楽になった。
それからは、その感覚を得ようとして時間があれば道場に通うようになった。
そして体調が元に戻ってきた。
3.木曜日も流れるような稽古をしたからだろう、「爽快だった」という人がいた。
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