初稽古
コロナの影響でまだ参加者は限られています。
私は毎週コロナの検査をしていますが、幸い今のところ陰性です。
新しくメンバーになった人も稽古に参加するようになり一ヶ月が過ぎました。
最初は誰でもそうですが、合気道は相手の腕をもって体を動かすという通常ではない動きをしますのでかなり緊張していました。
今はそんな緊張もとれました。
これから合気道独特の動きを学んでいくことになります。
①足捌き
手と足を一緒に動かします。右手が出たときには右足が出るといった具合です。これは合気道が<剣>の動きと言われるゆえんです。
通常ボクシングでは右手と右足は一緒に出しません。左足が前に出ていても上半身をねじって右腕で相手を殴ります。但しジャブは例外的に足と手を同じ方向に出しています。ジャブは威力はないが、コンビネーションや牽制など技術として用いられると言われていますが、(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%96)
世界チャンピオンの井上尚哉はジャブを打つとき足も<同じタイミング>で<同じ方向>に動かしており、うまく体重をのせていますので、かなり威力はあると思います。
先日のポールバトラー戦を見ると両者のジャブがかなり違うのが分かります。(https://www.youtube.com/watch?v=cpVu0kxDomE)バトラーは井上のように足と手が上手く連動していません。これは井上が腰の鍛錬をかなりしてパンチを打つときにうまく体重が乗るようになっているのではないかと思います。
何故、手と足が一緒に出るかというと、ボクシングのように手の届く範囲で相手を倒すのではなく、日本刀で掛かってきたとき、上半身だけよけても下半身を切られてしまいます。
ですから体全体で避けなければなりませんので、体を動かすために<手と足が一緒に>動かなければなりません。
②体捌き
足の動きに体の動きを合わせます。
相手を避ければいい・・・というのではいつまでも闘いは終わりません。
相手を倒す・抑えるということが必要になります。
そこで体捌きの練習が必要になります。
相手の手や足の届かない所まで動ければ良いのですが、それにはかなりの瞬発力が必要となります。そして足で踏ん張る事はそこに足が居着く事になり動きが止まります。
そのとき、運良く相手の攻撃を避けれても、次のステップのときまた足が居着きます。
そこで相手が攻撃できない<死角>に移動し、同時に相手を抑えれるような態勢がとれることが必要になります。
それが合気道の入り身転換といわれる体捌きです。
相手が攻撃してきたとき、相手と入れ替わるように、<円を描くように>動きます。
相手が居たポジションに入れ替わるので相手の攻撃は当然避けられ、相手からすると背後から攻撃されているようになります。
その位置から相手をその円周から外に弾き出すように倒します。
ここで重要なのは相手を自分の所に誘導し、逆に自分は相手の居るところに移動するということです。
とりあえずは、この基本的な動きの練習から始めました。
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