相手が自分より強い人と稽古をするとき、相手に技をかけようとしてもなかなか上手く相手が崩れてくれないことがあります。
それは止むを得ないところでありますが、そのとき足の先から腰を通って手や腕まで力が繋がっているかに注意して思いっきりやることも必要です。
腕や肩だけの力ではなく、体全体を使う練習だと思ってください。
相手が自分より弱いとき、少しの動きで相手を崩せるかも知れません。
しかしだからといって稽古をおざなりにするのは良くないです。
そういう時は、如何に力を抜いて相手を崩せるかを確認しながら稽古をすべきです。
「痛いから相手が倒れた」というのは技術ではありません。
そのとき少しでも力がぶつかるなら、ぶつからない所を探し体感しながら、どうすれば相手を崩せるかにトライすべきだと思います。
相手が女性のときは、このような稽古をするチャンスです。
男は筋肉の動きが出るので対応は簡単ですが女性はそれが殆どないので大変難しい・・・というのがこれまでの経験です。
そして相手との一体感を感じやすいのは女性との稽古です。男との稽古では相手と対立しがちです。時々「ソーシャルダンスのようにやる」のが重要だと説明していますが、相手と「気」をあわせる事が重要です。
相手と「気」をあわせず倒すのは殆ど力技になり、力の強い人には技は掛かりません。
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