今週は9,11と稽古が出来ました。
急速に春がきたようで温かく心地良い汗をかけ、稽古後のビールがとてもおいしかった。
1.説明してもすぐには出来ず、どう説明していいか判らないことがある。
一教、二教・・・四方投げ、入り身投げ・・・といった技は、「手をこのように持って」、「足をこのように動かして・・・」といってすぐに判るように説明できるのだが、肝心の間合いについての説明が難しい。
私自身、嘗て先生からも「タイミングが合っていない」とか「体捌きが遅れている」とか、散々注意されていたが、なかなか上手く出来なかった。
そこで、「どうすれば先生のように出来ますか」と尋ねたら「こうですよ」といって転換などの体捌きをしてくれました。
しかし一人でやるのは出来るのだが、相手のタイミングに合わせるのが出来なかった。
今考えると、一人でやる体捌きも不十分だったと思う。
それは腰から動いていなかった為、足が居着いていたからだ。
相手の動きを見てから動いているのでタイミングが合わないのは当たり前なのだ。
2.あるとき先生が「相手の胸や肩のあたりをぼんやりと見てやりなさい」といわれたので、そうしていた。
それでも上手く出来なかった。
暫くして、「<相手のお腹>と<自分のお腹>が結ばれているという意識でやってみて下さい」と言われた。
まったくのイメージだけなので、訳が判らなかったがそんな意識で稽古をするようになった。
それからどれだけ時間が経ったかは判らないが、
気がつくと自分も先生のように相手に合わせて動く事ができるようになち、「相手から遠く、自分からは近い」という武道の間合いがとれるようになった。
そうすると、肩の力も抜け、足も居着くことなく、腰から動くようになり、相手を簡単に崩せるようになった。
このときの意識の持ち方は、<相手>と<自分>というように<対立的>に考えるのでなく<相手と自分が繋がっている>という感覚だった。
3.何かを習得しようとするとき、自分が目標としている先生の言葉は素直に聞くべきで、判らなくても先生の言うとおりに努力していたら、まともな先生なら、なんとか引き上げようとしてくれるものだと思った。
このとき高校の古文で習った言葉を思い出した。
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