ほぼひと月ぶり。
その間、合宿に行き、風邪をひき、家の修繕中に台風が来て、気が休まるヒマがなかった。
久しぶりの休日なので書いてみた。
といっても今気になるのは誰もが同じように日本ラグビー。一昨日で南アメリカに負けて終わったけれど。
それでもよくここまで頑張ったと思う。
しかし、その前にニュージーランドの闘いを見て日本が負けた理由に納得がいった。
ニュージーランドのオールブラックスは南アメリカ以上にゴールを目指しているので日本との違いがはっきりする。
日本は目の前の相手とぶつかって、その隙に走ろうとしている。
どこかでみた風景だと思った。
それは少し前までの日本のサッカー。
ボールを立ち止まって受けてから動き出す。だから相手が簡単にボールを持っている日本の選手の周りに集まりボールを奪取する。
今回の南ア戦も同じ。
ボールを受け取ったところに相手がすぐに来て潰される。逆に南アの選手はすぐにラインを作ってパスを回し、必ずといっていいほど日本のパスラインより多くの人間が並び、最後の一人に対しては対応する日本人がいないので、その人間が独走する。
南アの選手はみんな日本チーム全体の動きを俯瞰しており、ボールをとった瞬間日本のチームのラインを読んで動いているのだろう。
試合後日本とはレベルが違うようなコメントもあったが、世界との差はサッカーほどはないと思う。
相手とぶつかって押し込んだりスクラムやモールになってから走るというワンパターンにこだわらず、ニュージーランドの様にゴールを向いて走るラグビーに徹すればすぐに世界レベルになれると思う。
多分コーチに問題があると思う。ラグビーは「こうだ」というパターン化した動きにとらわれ過ぎだ。もっとぶつからない動き、ぶつかっても前進する動きの練習をすべきだと思う。
それとそういうパターン化された動きに拘っているというのは選手が主体となったチームワークが出来ていないことだと思う。
選手自らがその場でゴールするには何がベストかを判断して動かないと相手に読まれてしまう。もし選手が全体を見通しながらゴールするにはどうすればいいのかチームを俯瞰しながら動くことが当たり前のようにチーム全体に浸透すればニュージーランドのように全体がひとつのチームになれるのではないか。
「1 チーム」というのが日本ラグビーのスローガンなのだが、言っては申し訳ないがニュージーランドから見ると、そうなっていない。
もしかしたらプロがある海外と素人の延長の日本との差なのかもしれない。
面白かったのと残念だったので書いてみた。
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